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タヌキのフンの見分け方|ため糞の特徴、片付け方と衛生面、また来させない対策
公開 症状から調べる

庭の隅や玄関先、家の裏手に、動物のフンがまとまって置かれている。片付けても、数日たつとまた同じ場所に増えている。犬や猫のものにしては量が多い——。こうしたフンは、タヌキの「ため糞」かもしれません。
タヌキは、決まった場所に何頭もが繰り返しフンをする習性があります。農林水産省のマニュアルによると、ため糞はタヌキの生活エリアの境界を示すもので、掃除してもすぐに作られる、やっかいな被害とされています。片付けるだけでは終わらないことが多いので、何のフンかを確かめたうえで、片付け方と来させない工夫を組み合わせる必要があります。
この記事では、農林水産省・大学・自治体の資料をもとに、次の順で整理します。
- タヌキのため糞かどうかを確かめる(置かれ方、形、中身、足跡)
- ハクビシン・アライグマ・イタチ・ネコ・イヌのフンとの違い
- 衛生面で気をつけることと、片付け方
- また来させないためにできること
- 捕まえてはいけない理由と、相談先
タヌキのため糞の特徴
まず「置かれ方」を見る
| 見るところ | タヌキのフン |
|---|---|
| 置かれ方 | 一か所に新しいフンと古いフンがまとまっている(筑波大学 菅平高原実験所)。家族や近くにすむタヌキが同じ場所でするので、たくさんたまっていく(島根県) |
| 形 | 太めで、両端の形がほぼ同じ(農林水産省のマニュアルの見分け方) |
| 大きさ | 1つが太さ約2cm、長さ約7cm(筑波大学 菅平高原実験所) |
| 中身 | 雑食で、木の実や果実、野ネズミ、昆虫などを食べ、人家の近くではごみや残飯も食べる(島根県)。秋から冬は、イチョウやエノキ、ムクノキなどの木の実の種子が混じる(葛飾区) |
| 場所 | 生活エリアの境界。農地や竹林、防草シートの上に作られた例がある(農林水産省) |
ため糞を見分ける大きな手がかりは、同じ場所に何回分ものフンが重なっていることです。1回分だけが落ちているなら、ため糞とは言いにくく、ほかの動物も考えます。
筑波大学の筑波実験林では、見つけたため糞場にカメラを置いたところ、タヌキが利用していることが分かり、フンが日に日に増えていったと報告されています(2021年3月)。葛飾区の水元公園近くの林のため糞場では、冬におよそ1〜2日に1度タヌキが訪れる様子が自動撮影カメラに写っていました。
ため糞は「共同トイレ」でもある
東京農工大学などの研究チームは、ため糞場を複数のタヌキが使う共同トイレと呼び、タヌキはそこで排泄するだけでなく、においを嗅いで互いにやりとりしていると考えられるとしています。東京近郊の3つの緑地にある8か所のため糞場を2018〜2019年に観察した調査では、タヌキの訪問の93.8〜99.3%が日没から日の出までの夜間でした(2026年1月発表)。
昼間にタヌキの姿を見かけなくても、夜のうちに通ってきている、ということです。島根県の資料は、タヌキを夜行性としています。
足跡で確かめる
フンだけで迷ったら、まわりの土や防草シートの上に足跡がないかを見てください。
| 動物 | 足跡 |
|---|---|
| タヌキ | 指の跡が4本で、爪の跡が付く(農林水産省、島根県)。全体に丸く、指の間が開いて扇形(筑波大学 菅平高原実験所、東京都環境局) |
| ネコ | タヌキとよく似ているが、爪の跡が付かない(筑波大学 菅平高原実験所、島根県) |
| ハクビシン・アライグマ | 指が5本(東京都環境局) |
農林水産省のマニュアルは、タヌキの足跡はマルチや防草シートの上で確かめやすいとしています。
ほかの動物のフンとの違い
| 動物 | 見分けるポイント | 出典 |
|---|
この記事の作成方針
複数の駆除事業者が公表している料金表と、環境省・自治体の公開情報をもとに作成しています。掲載している費用は目安であり、実際の金額は建物の構造・地域・被害状況により変動します。








