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冬にムカデが出たら|越冬する場所と、家の中で見つけたときの対処・来シーズンへの備え
公開 ムカデ

12月の夜、脱衣所の床を細長い虫がゆっくり歩いていた。ムカデは夏の虫だと思っていたのに、なぜ冬に出るのか。まだ家のどこかにいるのか——。
自治体の案内では、ムカデが出るのは主に春から秋で、冬は目立たなくなるとされています。ただし、冬にまったく動かなくなるとは限りません。2026年に発表された大学の調査では、雪の下で活動しているムカデ類が数多く見つかっています。冬に1匹見かけたら、その1匹を落ち着いて処理し、活動が少ないうちに来シーズンの備えをしておく、というのが現実的な進め方です。
この記事では、自治体・大学・博物館の資料をもとに、次の順で整理します。
- 見つけた虫が本当にムカデかを確かめる
- ムカデは冬にどこで、どう過ごしているのか
- 冬に家の中で出るのはなぜか(資料で分かることと、分からないこと)
- 冬に見つけた1匹の処理と、咬まれたときの手当て
- 冬のうちにやっておくこと
まず確かめる:その虫はムカデか
冬に家の中で見かける「脚の多い細長い虫」が、すべてムカデとは限りません。まず次の点を見てください。
| 見るところ | ムカデの特徴 |
|---|---|
| 脚の付き方 | 体の節ごとに脚が1対ずつ出ている。ヤスデは1つの節に2対(川崎市) |
| 頭 | 毒を出す顎(あご)がある(川崎市) |
| 大きさ | 2〜3cmほどのものから15cmくらいまで、種類によってさまざま(川崎市) |
家のまわりで問題になる大型のムカデには、次のような種類があります。
- トビズムカデ:頭部が赤みを帯び、脚は21対。20cmくらいにまで大きくなる(倉吉博物館、2020年)
- アカムカデ:全体が赤みを帯びる。トビズムカデとともに毒が強く、咬まれると危険(倉吉博物館)
- アオズムカデ:名古屋市周辺では、トビズムカデとともに普通に見られる(名古屋市)
一方、色が白っぽく小型で細長いジムカデ類は、脚が50対以上あり、毒牙が細くて弱く、危険性はないと倉吉博物館の資料は説明しています。
脚が長く、壁をすばやく走る虫なら、ゲジ(ゲジゲジ)の可能性があります。ゲジはムカデのように咬むことはないとされ、扱い方が変わります。見分け方はゲジとムカデはどう見分ければいいのかで説明しています。
出典:川崎市「ムカデ」(PDF)、倉吉博物館「打吹山ウォッチングガイド NO.110(3月下旬)」(PDF、2020年)、名古屋市「ムカデ・ゲジ」(いずれも2026年10月時点)
ムカデは冬、どこでどう過ごしているのか
自治体の案内:主に春〜秋に出て、冬は目立たない
自治体の案内は、ムカデの時期を次のように説明しています。
| 資料 | 時期についての記述 |
|---|---|
| 堺市(2025年5月21日更新) | 冬を除くすべてのシーズンで発生が見られる |
| 川崎市 | 春〜秋に発生する。5〜8月ごろが産卵期で、活動が活発になる |
| 島根県浜田保健所 | 5〜8月が産卵期で、そのころに活動が活発になる |
ふだんいる場所は、屋外の草むらや落ち葉の下、石垣の間、庭石やブロック、プランターの下など、湿気があって狭く暗い場所です(堺市、川崎市)。
冬を越す場所:石や倒木の下、湿った物陰
この記事の作成方針
複数の駆除事業者が公表している料金表と、環境省・自治体の公開情報をもとに作成しています。掲載している費用は目安であり、実際の金額は建物の構造・地域・被害状況により変動します。





