本記事にはプロモーションが含まれます。
ダニの冬対策|暖房・加湿・結露で冬も減らない理由と、冬物の寝具を出すときにやること
公開 ダニ

寒くなれば虫はいなくなる、と考えがちですが、家の中のダニは冬も残っています。東京都の「健康・快適居住環境の指針」は、生息数の多少はあっても、ダニは室内に住みついていると書いています。冬は窓を閉め切って暖房をつけ、加湿器を回し、押し入れから毛布やこたつ布団を出す季節です。この暮らし方が、家の中のところどころにダニの好む「暖かく湿った場所」を作ります。
もう1つ、冬はダニの「残りもの」が多い時期でもあります。東京都健康安全研究センターの解説では、ダニは梅雨時から夏にかけて増え、秋に入るとフンや抜け殻が室内にたまり、それがアレルゲン(アレルギーの原因物質)になるとされています。冬の掃除は、夏から秋に増えた分を片付ける作業でもあります。
この記事では、自治体と厚生労働省の資料をもとに、次の順で整理します。
- 冬でもダニがいなくならない理由と、冬の家で条件がそろう場所
- 冬に刺された・かゆいときに考える相手(ダニ以外も含めて)
- 冬にやること:湿度、換気、寝具の乾燥、掃除
- 衣替えで出した冬物(毛布・こたつ布団・ラグ)の扱い
冬でもダニがいなくならない理由
家の中で多いのは、人を刺さないヒョウヒダニ(チリダニ)です。東京都健康安全研究センターによると、一般家庭で多いのはコナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニの2種類で、体長は0.3〜0.6mm程度、成虫の寿命は2か月程度です。人のフケやアカ、食べこぼし、カビなどを食べて増えます。
ダニが増えやすい条件は、資料によって少し幅があります。
| 資料 | 増えやすい温度 | 増えやすい湿度 |
|---|---|---|
| 東京都「健康・快適居住環境の指針」(No.17 室内のダニ対策) | 25〜30℃ | 60%以上 |
| 東京都健康安全研究センター「くらしの健康」第47号 | 25℃前後 | 75%前後 |
| 熊本市「ダニの予防と対策について」 | 20〜30℃ | 70〜80% |
| 世田谷区「室内のダニアレルゲンについて」 | ― | 60〜80%を好む |
出典:東京都「健康・快適居住環境の指針」全文(平成28年度改定版)、東京都健康安全研究センター「くらしの健康」第47号(令和元年9月)、熊本市「ダニの予防と対策について」、世田谷区「室内のダニアレルゲンについて」(2026年10月時点)
同じ指針は、冬の室温の目安を17〜22℃としています。部屋全体で見れば、冬はダニが増えやすい温度より低めです。ですから「冬は夏ほどは増えにくい」のは確かです。ただし、ダニが暮らしているのは部屋の真ん中の空気ではありません。布団の中、こたつの中、カーペットの下、結露した窓ぎわの押し入れなど、体温や暖房器具の熱、湿気がこもる狭い場所です。冬の対策は、こうした「局所」をつぶしていく作業になります。
冬の暮らしで条件がそろいやすい場所
| 冬の暮らし方 | 起きやすいこと | 資料にある見直し方 |
|---|---|---|
| 加湿器を回す | 湿度が60%を超えると、カビやダニが発生しやすくなる | 湿度計を見て、40〜60%に収める。計ってから加湿する(東京都の指針 No.4) |
| 石油・ガスの開放型ストーブ | 燃焼で水蒸気が出るので、それだけで湿度が上がる | 開放型ストーブを使う部屋は通常は加湿しない。上にやかんを置かない(指針 No.4・No.8) |
| 窓を閉め切る | 窓ガラス・北側の壁・押し入れが結露し、カビが生える。カビはダニのエサになる | 結露はこまめに拭く。暖房中も1時間に2〜3分は窓を開ける(指針 No.1・No.8・No.9) |
この記事の作成方針
複数の駆除事業者が公表している料金表と、環境省・自治体の公開情報をもとに作成しています。掲載している費用は目安であり、実際の金額は建物の構造・地域・被害状況により変動します。







